『たまこまーけっと』編(その2)

その1はこちら。鴨なんばそばを平らげ、本題の商店街へ。
まず、そば屋の向かいにある入口付近には『けいおん!』の豊郷小学校周辺でもおなじみ「飛び出し坊や」のチョイちゃんバージョンが。これも、前の通り沿いでチョイちゃんのシーンがあったからかな。
黄色い外観が目印の唐揚げ屋(この時はお休み)から、アーケードに吊り下げられた巨大なマグロ、さらには路面に描かれたタイルまで、あちこちが劇中のままの姿だった。
自然の風景や住宅街がモデルのケースは何度も見てきたけど、特徴が明確な商店街の光景を劇中でこれほどまでに再現していたとは―。しかも番組公式サイトによれば、店舗の位置関係までもが実在の通りに構成されているとのこと。いやはや、京アニにはますます感心するばかりだわ…
ほんわかとした空間に別れを告げ、次に訪れたのは近くの鴨川に架かる賀茂大橋。この橋のたもとには「鴨川デルタ」と呼ばれる三角州があり、両岸とを結ぶ飛び石の道が設けられている。ここは、特に劇場版の『たまこラブストーリー』でたいそう重要なシーンの舞台になっているから、まず外せないスポットなのよね。
雨も小康状態になり、親子連れなどもそこそこいる中、一つ一つ石を跨ぎながら、風景を目に焼き付けた。途中には向かい合わせに二つ並んだ石が一組あり、ここにたまこともち蔵が立っていたと想像すると、劇中のあのシーンが蘇る。是非とも、作品を見て確かめて頂きたい。
出町柳駅に戻り、身を任せたのは京阪ではなく叡山電車。その目的は、すっかりおなじみになった『きらら』つながりのコラボだ。続く。