『たまこまーけっと』編(その1)

巡礼は2月の『中二病でも恋がしたい!』(奇遇にも京アニ作品つながり)以来で、前日もTBSチャンネル1の『桜Trick』(再放送)などを見ながら遅くまで準備に時間を費やした。
当日はあいにくの空模様だったけど、ラジオNIKKEI不定期特番『アニソンポッド』をBGMにしながら、いよいよ自宅を出発した。
12時台後半、京都の繁華街に位置する阪急河原町駅に到着。早速移動を始めようと思いきや、観光特急の『京とれいん』が続いて別のホームに入ってきた。何度か見たことはあったけど、降りてきた乗客に紛れて、思わず写真撮影を始めるのだった。
その後は、四条大橋を渡って『有頂天家族』の舞台でもある「南座」の写真を何枚か撮りつつ、京阪に乗り換えて出町柳へ。丁度『アニソンポッド』が終わった頃、作品の主たる舞台・出町枡形商店街にたどり着いた。
チェックポイントを回るのはひとまず腹ごしらえの後にするとして、まずは一通り商店街の中を通り抜けてみた。そこには、劇中のままの温かみに溢れた空間が広がっていた―。所々にポスターや等身大パネルがあり、同志と思しき面子もちらほら。
近隣のショッピングセンターに押され、廃れかけた自宅近所の商店街とは違って、ファンはもちろん、近隣の住民達にも愛されているように思った。
ランチに選んだのは、寺町通側の入口の向かいにある『そば処 司津屋』さん。肌寒さを紛らわせようと、「鴨なんばそば」をすすった。人生初となる鴨肉は、弾力があってなかなか食べ応えがあった。かやくご飯と合わせて、1000円チョイ也。お会計時には、店員のお姉さんから「『たまこ』の巡礼ですか?」と一声。さすが商店街の目の前にあるだけあって、同志達も結構訪れるようだ。
ちなみに入店時は気付かなかったけど、この『司津屋』さんも第12話のチョイちゃんのシーンでチラッと映っていたのだ。「ならば、店員さんも知っていて当然」と納得し、改めて商店街へと繰り出していくのであった。続く。